毎日通うスーパーで購入する野菜と違い、施主には家づくりの金額が見え難いという現実があります。いつも100円でキュウリを購入していれば、150円は自分にとっては高いと思います。だから今日は諦めるという判断ができますが、一生に一度の家づくりは、高いのか、安いのかがわかりません。

坪単価40万と100万の金額の高低は理解できても、それがはたして「自分にとって」高くて手に入れられないのかどうか、という思考が働きません。

アトピッコハウスは、建材メーカーですが、時々、家づくりの相場を尋ねられることがあります。しかし、相場って、その人にとっての価値観がありますから、平均値を知ったところで無意味です。

払える予算に限界がないという人はいませんから、「予算の範囲」内で、自分の夢を実現しようとすることが、一番大事になります。

自然素材の家にしたいけど、キッチンも豪華にしたい。広い家にしたいし、庭も広い方がいいと、際限なく夢を広げても、最終的には、あれを削って、これを削ってと、「夢を削る」家づくりになるケースが少なくありません。

家だけ立派に造っても、外食にも行けない、旅行にもいけない、子供の学資も出せないというのでは、「幸せな生活」とは言えないと思います。

そこで、「いくらまで」の家づくりなら、無理がないのかといったことを「最初に」算出するのが、信頼される「真のプロ」の仕事だと言えると思います。

払える金額を把握しないで、「どんな家がご希望ですか？」と聞くのは、無謀な行為だと思います。

まずは、しっかりと払える金額を抑えて、その上で、「やりたいこと」の「優先順位」を設定すべきだと思います。

お客様（施主様）にとって、自分にとっての「相場」を、早い段階で知って頂くことが大事です。

建材選定の相談がある際、アトピッコハウスでは予算を必ずお聞きしますが、『色をみてから予算を決める』『良い商品なら予算は考えていない』という回答が返ってくることが少なからずあります。でも、そういう状態で、アトピッコハウスの自然素材が採用されるケースはほぼありません。

そして採用できなかった理由を伺うと100％、「予算が合わない」という回答をいただきます。どんなに良い商品でも、どんなに使いたくても予算が合わなければ絵に描いた餅になるのです。夢を壊す家づくりです。

雑談として、「どんな家が好きか？」と聞くのはいいと思いますが、払える金額から算出した総額予算も把握しないで、「希望を全部おっしゃってください」などとは、言うべきではないです。

夢を描かせてあげた方が、「成約に近づく」とは思います。しかし、予算オーバーになり、1つ1つ夢を削らないとならなくなったら、結局、嫌われて、引渡後のフォローが辛くなります。

だから、「信頼関係」を構築しつつ、無理な夢は描かせるべきではないのです。

信頼関係を構築できる工務店だから、引渡後もお客様（施主様）と有効な関係が継続でき、追加リフォームや修繕のご依頼をいただくことができるのです。

アトピッコハウスでは、インターネットを駆使して、お客様に支持頂き、売上げが上がる仕組みを構築しています。そして、それをベースに、工務店が安定的に集客を確保し、売れる仕組みも構築しました。

アトピッコハウスが構築した仕組みは、インターネットの徹底活用です。出来のいいホームページを作って、ブログを書いて、Facebook等のSNSを活用して、自社を知ってもらい、支持して頂くのです。

多少時間はかかりますが、底力が付くので、集客も契約獲得も、安定的に出来るようになります。

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